2016年 12月 07日

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家電業界はアダルトを利用しながらアダルトから距離を置いてきた

工藤タツオ(AVカメラマン)

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今から30年以上前になるけど、初めてビデオデッキが発売されたとき、それに呼応するようにレンタルビデオ屋が誕生した。

ビデオデッキの普及を当て込んで、レンタルビデオ屋が出現したわけだが、この両者は互いに協力しあうように、それぞれの業界をけん引していった。

当時のレンタルビデオ屋の売り上げの主流は、アダルトビデオだった。

それは今でも変わらない。

レンタルDVDの店に行くと、奥のほうに小じんまりとしたスペースでアダルトコーナーがある。

ところが、この小さなスペースが、店全体の売り上げの半分を占めるというから、アダルト恐るべしだ。

このように、レンタルビデオ業界は、アダルトに支えられて伸びてきた。

そして、アダルトビデオを見たくて、ビデオデッキを買う人も増えていった。

まさに、両者は二人三脚で成長してきたわけだ。

ビデオカメラの売り方

ところで、ビデオデッキとほぼ同時期に発売されてヒットしたものに、ビデオカメラがある。

このビデオカメラは、ビデオデッキと兄弟分といってもいい存在なのだが、こちらは徹底的にアダルト色を排除してきた。

まず、ビデオカメラはブライダル業界と結びついた。

これは、ビデオカメラ業界が仕組んだものではなく、偶然そうなったものだ。

結婚式の撮影で普及

一般家庭にビデオデッキが普及してくると、結婚式や披露宴を専門に撮影するビデオ業者が現れ、またたく間に全国に広がっていった。

こうして、「一般人を撮影した個人的なビデオ映像」が、初めて一般家庭に浸透していった。

それまでは、ビデオといえば映画やアダルト物しかなく、男優や女優などのプロが登場するものばかりだった。

「一般人を撮ったビデオ」なんて、どこにもなかった。

結婚式のビデオが普及して初めて、男優でも女優でもない、一般人を撮った映像が増えていったわけだ。

面白いことに、初期の結婚式のビデオ撮影の受注率は、ビデオデッキの普及率に比例していた。

ビデオデッキの普及率が30%になると、結婚式のビデオ撮影の注文が、結婚式全体の30%になった。

そして、ビデオデッキが40%普及すると、結婚式のビデオ注文も40%に増えた。

このパターンは、ビデオデッキの普及率が100%になるまで続いた。

では、ビデオデッキが100%普及したら、結婚式のビデオ注文も100%になったかというとそうではない。

その頃になると、家庭用のビデオカメラが普及して、自分たちで撮影する人が増えてきたからだ。

このように、「一般人が映ったビデオ」は、自然な形で浸透していき、今ではすっかり当たり前のものになった。

ビデオカメラのもう一つの使われ方

ビデオカメラの普及もここまではよかったが、ひとつ問題があった。

家庭用ビデオカメラには、もうひとつ別の使われ方があった。

そしてそれも、ドンドン普及していった。

それは、自分たちのエッチビデオの撮影だ。

当時は「素人ビデオ」とか「個人撮影」とか呼んでいた。

いまでは「自撮り」と呼ばれて、スマホで撮るものが多い。

ビデオカメラのこういう使われ方は、家電業界にとって頭の痛い問題だった。

このような使われ方が当たり前になると、ビデオカメラのイメージが悪くなってしまう。

そうなると、女性客が離れていくのは目に見えていた。

特に主婦層に嫌われたら、ビデオカメラは売れなくなる。

だから、ビデオカメラは子供の成長を撮るための道具というイメージ作りに、家電メーカーは躍起となった。

運動会シーズンになると、親が子供の駆けっこを撮影するCMがやたらと流された。

そして、このイメージ作りが見事に成功して、ビデオカメラは順調に売り上げを伸ばすことができた。

つまり、家電業界はアダルトを利用してビデオデッキを売りながら、アダルトを排除することで、ビデオカメラの売り上げを伸ばすことに成功したわけだ。

これって、すごいことだと思わないか?

だけど、残念ながらこのことを評価する人はいない。


文|工藤タツオ(AVカメラマン)



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このコラムを書いた人

工藤タツオ(AVカメラマン)

AVカメラマンの経験がある異色のライター。現在はアダルト小説と サブカル記事を書いているが、アダルトネタはAV撮影時代の経験を元にしたものも少なくない。

工藤タツオ(AVカメラマン)

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