お礼日記｜佐藤／グッドワイフ

永遠の少年さま

「他も気になるんだけどな」

そんなお言葉を
笑顔で残しつつも

結局また
私のもとに戻ってきてくださる

その優しさと
不器用さが愛おしくてたまりません

ご年齢でいえば
たしかに最年長

けれど
私の目に映るあなたさまは

いつだって純粋無垢

まるで永遠の少年のように

キラキラしたまなざしで
世界を見ている方です

ご一緒していると

まるでひだまりの中で

ピクニックを
しているかのような気分になります

何気ない会話が心地よくて

柔らかな時間が
ゆっくりと流れていくのです

ふとこぼれた
「あと何年来れるかな…」

その言葉に胸が
ぎゅっと締めつけられました

笑い合っている最中だったのに

想像するだけで
涙があふれそうになったのです

あなたさまが
語る奥様のお話

目を細めて
照れたように嬉しそうに

その姿が
あまりにあたたかく

私はただ
静かに耳を傾けていました

人はいつか
ピリオドを打たなければ
ならないときが来る

その現実を前にして

今という一瞬が
どれほど大切か

命がどれほど尊いかを

改めて教えていただいた気がします

だからこそ

あなたさまと過ごすひとときを

私は一分一秒
心を込めて大切にしたいと思うのです

永遠の少年さま

どうかそのまま

優しく、ひたむきに

今を笑って、心を自由に

そしてまた私に逢いにきてください。

その日を、心からお待ちしております。